SAMI To Russia

ロシアのITベンチャー、WEBサービス、起業家、スタートアップを紹介します。

【ロシアにおけるフィンテックと優秀スタートアップ】

今回は、ロシアにおけるフィンテックと、フィンテック発展の根底にある国家のデジタル経済戦略についてご紹介します。

 

そもそもフィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語であり、金融サービスに積極的にITを取り入れようとする動きのことを指します。近年では日本でもフィンテックという用語がよく聞かれますし、日本銀行は2016年にFintechセンターを設置しています。

 

本記事では、ロシアにおけるフィンテックの概要を明らかにするほか、ロシアで注目されているフィンテックスタートアップについて見ていきましょう。

 

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  • ①ロシアにおける「デジタル経済」と銀行
    • ⑴国家プロジェクト「デジタル経済」
    • ⑵ロシア銀行のデジタル経済・フィンテックへのアプローチ
  • ②ロシアにおけるフィンテック
  • ③優秀フィンテックスタートアップ
    • ⑴Q Platform
    • ⑵Seeneco
    • ⑶Qrooto
    • ⑷Craft Talk

 

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【まだ日本人の知らないロシア・スマートシティプロジェクト in ボロネジ!】

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ボロネジの風景

今回は日本人の多くがまだ知らないであろうロシアはボロネジでのスマートシティプロジェクトについて紹介します。

 

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ボロネジの公園

 

皆さんはロシアにおけるスマートシティプロジェクトの取り組みについてご存知でしょうか?

 

そもそもスマートシティプロジェクトとは、IoTやIT技術を用いて環境に良く住みやすい都市形成を目指すプロジェクトで、日本では既に横浜市豊田市京都府けいはんな学研都市などで取り組まれています。

 

2016年5月の日露首脳会談で提案された8項目の協力プラン、その中の一つが「快適・清潔で住みやすく,活動しやすい都市づくり」という項目です。日本の建築やITの技術を用いてロシアのインフラを整備することを目的とし、現在では具体的にスマートシティの形成に向けて様々な事業が行われています。そこでモデル都市に選定されたのがボロネジとウラジオストクでした。



今回はこのモデル都市の一つ、ボロネジでのスマートシティについて見ていきましょう!

 

  • ①ボロネジってどんな街?
  • ②なぜボロネジ?
  • ③具体的な取り組みは?

 

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日本上陸も遠くないかも?ロシアの有望スタートアップ5選

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こんにちは!SAMIインターン1期生のえいじです。SAMIでインターンをしながら、ロシア語やロシアのテクノロジー・IT関係・スタートアップについて勉強中です。

ロシアには、日本では見かけないような興味深いスタートアップやオンラインサービスが数多くあります。

今回は、その中から優れたスタートアップ企業・サービスを5つ紹介していきたいと思います。

 

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【超便利】ロシア版グーグルYandexの基本アプリ5選(英語対応)

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こんにちは、SAMIインターン1期生のレオです。

先日閉幕したW杯日本でも開催国ロシアでも大変な盛り上がりでしたね。

 

W杯という機会を得て初めてロシアへ渡航した方やテレビ画面を通してロシアへと興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

 

そんなロシアのIT業界を語る上で外せないのが、国内でも抜群の知名度を誇るYandexという検索エンジンです。

 

このYandexの検索システム自体は1997年にアルカディ・ヴォロシュ氏の「コンプテック・インターナショナル」社によって立ち上げられたもので現在は検索システムに留まらず、様々なアプリ・サービスを展開しています。

 

今回はそんなYandexのおすすめアプリ・サービスを紹介していきます。

 

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6つのロシアスタートアップ失敗談

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こんにちは!SAMIインターン1期生のちあきです。SAMIインターンをしながら、ロシアのスタートアップについて勉強中です。

日本の投資家の方々は、どんなチームに投資しているのでしょう。そしてスタートアップにとって、チーム作りで大切なことは何なのでしょう。どんな悩みを持っているのでしょうか。日本の事も気になります。

今回は、ロシア人のスタートアップ創設者のお話を、失敗から学んだ教訓と共にご紹介したいと思います!

この記事は、教育オンラインサービスを展開する、ロシアのスタートアップ「Puzzle English」PRマネージャーのエレナ・アブラモワ氏が、投資を受けた後のビジネスの成長過程について、6名のスタートアップのファウンダーにインタビューしたものです。

 

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急成長するロシアカーシェアリング市場

f:id:komababasukebu:20180501033528j:plain写真:ant22.ru

 近年、モスクワ、サンクトペテルブルクの大都市では、灰色地や白地にオレンジのセダン、黄色ボディの軽自動車をよく見かけるようになりました。これらはカーシェアリング用の車両です。

 仕組みはいたって簡単です。

  1. 専用のアプリをダウンロードし、会員登録を行います。
  2. アプリの地図上から利用可能な車両を選択し、予約します
  3. 車両に到着したらアプリ上で開錠作業を行い、乗車します。

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写真:YouDrive 

乗車終了時も同様に、アプリ上から操作し、決済と施錠を行います。基本的な課金体系は、分単位の従量課金制です。今回は、急成長するロシアのカーシェアリング市場についてみていきたいと思います。

 

 

カーシェアリング事業者参入の歴史

 ロシアで初めてカーシェアリングのビジネスが始まったのは、意外にも2013年のことです。モスクワでAnytime、サンクトペテルブルクでストリートカーが事業をスタートしています。カーシェアリングは、車両の準備や駐車場の整備、ソフトウェアの開発など、他のITサービス産業に比べて、初期投資が大きくなりがちなビジネスです。ストリートカーは、当時、500万米ドルを投資して事業をスタートしましたが、市場が追いついてこなかった事もあり、2015年に撤退しています。

 

 2015年以降、いくつかの事業者が市場参入を果たしますが、ロシアにおけるカーシェアリングビジネスの火付け役は、2015年秋に参入したデリモービルです。以前からモスクワでは、交通渋滞が深刻な社会問題となっており、2013 年を境に、市が管理する有料駐車場が登場し、路上駐車が厳しく取り締まられました。

 

 モスクワ市は2015年にカーシェアリング事業者へ市内有料駐車場利用の優遇措置プログラムを発表し、1年間2万ルーブルという破格の値段を提示しました。デリモービルは市場参入と同時に、モスクワ市に掛け合い、プログラムに採択されました。また空港での駐車場も提供されました。モスクワ市はカーシェアリングを渋滞解消、市民生活向上の施策と考え、「Moscow Carsharing」としてブランディングしモスクワのカーシェアリング市場は、世界市場の中でも最も急激な伸びをみせていると言われています。Yandexによると、すでに40万人以上の利用者がいるとされています。

 

モスクワ市内の広告には「Moscow Carsharing」の下に、各事業者の企業ロゴが掲載されています

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  一方で、日本は2010年頃から利用者が伸び始め、2017年5月時点で108万人の利用者がいます。日本は駐車場管理事業者やレンタカー事業者がカーシェアリング市場に参入し、シェアを獲得しているという点が、ロシア市場とは大きく異なっています。

出典:交通エコロジー・モビリティ財団

 

 

デリモービルが市場を牽引

 現在のロシアカーシェアリング市場には20社を超えるプレイヤー企業がいるとされていますが、そのうち上位5社を紹介したいと思います(料金比較は表1)。

 

1.デリモービル

delimobil.ru

 2015年にモスクワで事業を開始。現在のロシアカーシェアリング市場で最大のシェアを誇ってます。車両台数は2230台。大都市以外にも地方都市にも展開し、現在8都市でサービス展開中。2018年2月にはシベリアのノボシビルスクに進出を果たしました。

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写真:デリモービル

 デリモービルが認知度を高めた理由の一つに、2016年のSNS炎上事件があります。利用者が起こした車両事故において、再三にわたってペナルティ金額が増額され、広告とは異なる支払い請求がされたこと、当時のPR担当者の対応姿勢の悪さがSNS上で炎上し、マスメディアにも取り上げられるスキャンダルとなりました。 

 

2.Belkacar

belkacar.ru

 2016年11月にモスクワで市場参入。カリフォルニア州立大学MBAに通っていた女性3人で創業しています。そのうちの一人、エカテリーナ・マカロヴァは、スコルコボビジネススクールのコース修了生。その為、スコルコボ敷地内で電気自動車を使った実証実験を行うなど、スコルコボとの関係が深いです。事業展開はモスクワ市とモスクワ州のみで行っており、1900台以上の車両を整備しています。モスクワだけでみると、前述のデリモービルよりもシェアが高くなっています。           

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写真:Belkacar

 

3.YouDrive

youdrive.today

 2015年に事業スタート。現在は、モスクワ、サンクトペテルブルク、ソチの3都市で展開中。車両台数は1100台。2018年2月には、個人事業主のタクシー運転手向けに、タクシーとして利用できるライセンスのある車両をカーシェアリングする「ユードライブ・ビジネス」をスタート。その他にも、二人乗り車、プレミアム車両の導入など、積極的に他社との差別化を図っています。          

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写真:YouDrive

 

4.Anytime

anytimecar.ru

 ロシアカーシェアリングの草分け的存在で、2013年にモスクワで事業をスタート。市場が未発達な段階での参入にも関わらず、現在までサービスを継続することができています。車両台数は667台。

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写真:Anytime

 

5.Car5

Каршеринг в Москве, Санкт-Петербурге, Сочи, Новосибирске. Онлайн аренда автомобиля по всей России

 モスクワ第3のカーシェアリングとして、2016年に市場参入を果たしました。当時は、利用費用が1分5ルーブル、待機費用が1分1.5ルーブルで、最安値での市場参入でありました。車両台数は200台。

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写真:Car5

 

 

大手IT企業Yandexの参入 

 2018年2月、Yandexがカーシェアリング事業への参入を発表しました。サービス名は「Yandex Drive」。従来のカーシェアリング事業者が提供している、利用時間(分)単位の課金体系の他に、到着地を登録して固定金額が表示される料金体系も準備しています。現在の対象地域はモスクワのみで、750台の車両が準備されています。

yandex.ru

 

 大手IT企業の参入は市場規模を大きく成長させる可能性があります。一方で、Yandex Taxiがそうであったように、今後、零細事業者をどんどんと飲み込み、単なるカーシェアリング事業者ではなく、プラットフォーマーになる可能性があります。市場が寡占状態になれば、価格競争やサービス競争が起きづらくなります。Yandex Driveの動向は今後も注目されるでしょう。

 

 

今後の課題と展望

 大きく成長するロシアのカーシェアリング市場ですが、まだまだ課題も多いです。例えば、車両台数が少なく、いざ利用しようとしても近場に車両がない、アプリで操作するので、インターネットに接続できない郊外まで行くと、利用終了の操作ができず無駄な課金が発生することなどが挙げられます。また、アプリそのものの精度(アプリ上で示された場所に車両がない、残燃料が間違って表示されるなど)含め、改善すべき点は多いといえます。

 とはいえ、カーシェアリングは周辺市場も含め、ロシアの生産性向上に大きく影響する可能性があります。すでに電気自動車での実証実験が始まっており、カーシェアリングでの電気自動車の配車が進めば、電気自動車普及に大きく影響することが予想されます。また、ヤンデックスは先日、モスクワ市内における自動運転の模様を動画で発表し、市場を驚かせました。ヤンデックスタクシーから導入が進められていくとされていますが、将来はカーシェアリングへの転用も十分に可能性があります。

Yandex Self-Driving Car. Moscow streets after a heavy snowfall
(モスクワ市内を自動運転する様子)

 

 経済制裁後、公共交通機関の利用は増えており、自動車の購入価格は今後も上がっていくことが予想されます。タクシー配車アプリの普及と共に、カーシェアリング 、また、郊外へのライドシェア(一般人の運転する車両の相乗り)などのモビリティに関するシェアリングエコノミーが、都市部を中心に大きく発展していくと考えられます。

 

 

表1 各社料金比較&車両タイプ

 

Anytime

Belkacar

デリモービル

Car5

YouDrive

Yandex
Drive

一般
利用
料金(分)

普通車  8~12rub
プレミアム車 15~18rub

普通車  8rub
プレミアム車 16rub

7~8rub

普通車  5~8rub
プレミアム車 15rub

8~14rub

朝 5~6rub
夜 7~8rub

待機
時間
料金(分)

2~3rub

普通車  2rub
プレミアム車 3rub

2.5rub

2rub

2.5~3.5rub

1.5~3.5rub

無料
時間枠

20分

20分

20分

20分
(1日4回まで)

20分

20分

夜間
無料
停車
時間

00:00~09:00

23:00~07:00

00:00~06:00

23:00~07:00

23:00~08:00

23:30~05:30

車両
タイプ

Hyundai Solaris, Kia Rio

Renault Kangoo

Skoda Octavia, Audi A3, Audi Q3, Nissan Qashqai, Renault Kaptur

Kia Rio
Kia Rio X-Line
Ford Fiesta

Mercedez-Benz CLA, Mercedez-Benz GLA


Hyundai Solaris

Renault Kaptur

Datsun mi-DO
Hyundai Solaris
Renault Stepway
Nissan Almera
VW Polo
Nissan X-Trail
 
Nissan X-Trail
Genesis G80

Smart ForTwo
Smart ForFour
Smart Cabrio
Smart Turbo
Skoda Rapid
Kia Rio
Mercedes A-Class
Nissan X-Trail
BMW 2-series
BMW i3
Mini Cooper

Renault Kaptur
Kia Rio
Kia Rio X-Line

 

 

 

地図で見るロシアハンドブック

地図で見るロシアハンドブック

 

 

ロシアで拡大するモバイル決済

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 先日、ロシア家電大手のエムビデオは、2017年3Qまでに、非接触型の決済が昨年対比で2.7倍に成長したと報告しました。その結果、店頭での非接触型決済比率は20%にまで増加しました。今回は、ロシアで急増するモバイル決済についてみていきたいと思います。

 

 

非接触型決済とは

 非接触型決済とは、ICチップのついたプラスチックカード(デビッドカードやクレジットカードなど)やモバイル端末などの媒体と店頭のPOSターミナルを使って、無線通信により行われる電子決済のことです。日本では楽天EdySuicaなどがこれに当たります。現在、ロシアの小売市場における主要な非接触型決済というと、金融機関が発行するICカードを使った非接触型決済(マスターカードコンタクトレス、ビザペイウェイブなど)と、アップルペイに代表されるモバイル決済があります。日本ではソニーが開発したFeliCaの規格がまだまだ多いですが、ロシアでは、国際的にメジャーなNFC(近距離無線通信)規格が主流です。

非接触型決済機能付きクレジットカード(Visa PayWave)

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出典:オリコ(http://www.orico.co.jp/creditcard/oricocardpaywave/

trendy.nikkeibp.co.jp

 

 ICカードを用いた非接触型決済は、NFC技術により、コンタクトレスICチップが搭載されたプラスチックカードを専用の端末に近づけるだけで決済を行うことができます。クレジットカードの国際標準規格EMV仕様に準拠しているので、セキュリティ面に関しても安心して利用できます。

blog.kaspersky.co.jp

 

 モバイル決済は、アップルなどのサービス提供会社が金融機関と提携し、ユーザーは提携の金融機関が発行しているカードをスマートフォンのアプリに登録することで利用可能です。モバイル決済もNFC技術を利用しているので、アプリがインストールされているスマートフォンをPOSターミナルに近づけるだけで、電子決済を行うことができます。

モバイル決済(Apple Pay)

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ICカードを用いた非接触型決済

 ロシア中央銀行によると、2017年の3Qまでに、小売セクターにおける個人の非現金決済比率が全体の38%を占めるまでに成長し、カードによる現金の引き出し金額を、カードを利用した非現金決済額が上回りました。ここ10年間でロシアのカード決済比率は上昇しています。

 

 マスターカードの非接触型決済、マスターカードコンタクトレス(旧称:マスタカードペイパス)は2008年にロシア市場で初めてテストされました。一方、ビザのコンタクトレス決済、ビザペイウェイブは2011年に導入されました。

 

ICカードのコンタクトレス決済は、その後も順調に利用者を伸ばし、2016年にビザが行ったアンケート調査では、アンケート回答者の約8割がICカードのコンタクトレス決済について知っており、そのうち約4割が実際に利用していると答えています。

 

 ロシアにおける非接触型決済の主流は、ICカードによるコンタクトレス決済で、X5グループは非接触型決済における70%がICカードの利用で、30%がアップルペイとサムスンペイ経由だったと報告されています。

 

 

モバイル決済市場

 ロシアでは、2016年秋から2017年にかけて非接触型決済比率が大幅に増加しています。モバイル決済の拡大は、各社の参入時期が理由の1つと考えられます(図1)。

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 ロシアでは、アップルペイ、サムスンペイがそれぞれ2016年秋に参入、アンドロイドペイは2017年5月に進出を果たしています。

 

 アップルペイに関しては、提携する金融機関の数が、ヨーロッパ諸国の中で最も多い39機関あり、またスマートフォンのロシア市場シェアでもサムスンにつぎ、二位になるなど、圧倒的な存在感を誇っています。一方で、サービスの立ち上げが半年遅れたアンドロイドペイは、急激な追い上げを見せており、先日のビザの発表によると、アンドロイドペイでのビザトークンの発行総数において、ロシアが世界一位となりました。ビンバンクによると、三社のシェアは、アップルペイが66%、サムスンペイが18%、アンドロイドペイが16%だそうです。

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サンクトペテルブルクのほとんどのスーパーチェーンでモバイル決済が利用可能です

 

NFC対応POSターミナルの拡充

 ロシアにおけるモバイル決済の伸長には、店頭における決済端末の整備が理由の1つとして考えられます。ロシア中央銀行の調査によると、2017年3Qにおける小売店舗のPOSターミナルの数は、約202万台で、年々急速に整備が進んでいます(図2)。

 

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 元々、ロシアではプラスチックカードを受け入れるPOSターミナルの導入が遅れていましたが、ロシアでは、決済端末は銀行に管理されており、銀行がターミナル整備の導入を急ぐ事で、非接触型決済への対応を促進させています。ジェムアルトによると、2016年のロシアにおけるNFC対応のPOSターミナルは約23万台で、全体の10%弱のカバー率でした。しかし、ズベルバンクをはじめとする大手銀行はNFC対応のPOSターミナルの導入を急いでおり、ベーテーベー銀行ではすでに半数以上の端末でNFC対応が進んでいます。一方で、ヨーロッパでは、POSターミナルは店舗で管理されているので、新たにコストをかけてターミナルを最新のものに更新していくインセンティブが働かないという背景があります。

 

 また、先日、スポーツウォッチやスマートウォッチを提供するガーミンがロシア市場において、モバイル決済可能なスマートウォッチ『ガーミンペイ』を導入していくことを発表し、現在、金融機関との調整を始めています。ロシアのモバイルウォレットアプリであるカシリョクも、銀行との提携を進め、モバイル決済市場に進出しています。POSターミナルの拡充と、新たなプレイヤーの参入により、ロシアの非接触型決済の市場は今後も拡大していくことが予想されます。 

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出典:Garminhttps://www.garmin.ru/garminpay/

 

 

地図で見るロシアハンドブック

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